一瞬足下が何も無い状態になったかと思えば、すぐに立っている状態に戻る。
光が収まり周りを確認すると、案の定敵に囲まれていた。
「わお……眼を開けていきなりこういう状況って何か新鮮かもね」
「どういう状況だろうと結末は変わらんがな」
円陣を組みソーディアンを構え相手の出方を待つと通信が入った。
『やっぱり囲まれてたか……出来れば転送装置から離れて戦闘してほしいね。これまで敵の動きを見て今の機兵は“侵入者の排除”という単純な命令しか遂行出来ないのは間違いなくて、自ら施設の機能を破壊して君達の侵入を拒む事が出来ない。
でも逆に言えば、侵入者の排除を遂行中に流れで装置を破壊してしまう可能性がある。そうなるとちょっとヤバいかな、少なくとめクラウディス落として機竜が止まるまではさ。向こうも転送装置なんて代物作り直すのは嫌だろうけど』
つまり転送装置の破壊しない様に気をつけろという事だろう。
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bkm
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