リオンの挑発にスタンが少し不満そうな顔をする。
そしてまるで空気を読んだかの様に前方から機兵の群れが現れた。
「行くぞディムロス!」
《張り切り過ぎるなよ》
ディムロスが炎を纏い、機兵との間合いが数メートルにになった瞬間スタンが脇に構えた剣を一閃した。
「魔王炎撃波!」
炎の一閃が敵の前衛を崩し、その上を跳んだリオンが小型の空戦機兵の陣に刃を向ける。
「月閃虚崩!」
晶力が込められた切り上げと切り下ろし、2つの太刀が機械の身体を削いだ。
続いたのはウッドロウ、敵陣の真ん中上空から弓を構える。それに反応した機兵が彼に銃身を向け一瞬だけのチャージを始めた。しかし彼にはその一瞬で充分だった。
「遅い!」
一瞬の内にイクティノスを抜き、間合いをゼロにし敵を斬り捨てる。
その背後から襲い掛かる機兵をルーティが斜め上から斬り裂いた。
「ガチャガチャうっさいのよっ、まったく!」
《機械だものねェ……》
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bkm
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