「何があるか分からないからね……危険な眼に合うのは今回の責任者になった僕だけで良いよ。それに地上では天上軍の襲撃に備えての準備が行われてる、それには科学の力とそれを扱える人材が必要不可欠だ。当然、出来るだけ多くね」

「レイノルズさん……」


 よく見ると彼の足が震えている。しかし科学者としての覚悟が、彼の頭を動かしているのだろう。

 負けられない、スタン今一度心に誓う。


「……天上軍機兵反応無し、外郭に出ます!」


 モニターに映された外郭は岩だらけの殆どが茶色と黒の世界、レイノルズを含めた皆が息を飲む。

 ラディスロウはクラウディスへと進むが、異常はすぐに起きた。


「ダイクロフトより射出! 中型生体兵器反応! 飛行竜とは違う……完全攻撃特化の機竜です!」

『外郭に上がるまで仕掛けてこなかったのは外郭でラディスロウを再起不能にする為か……ラディスロウ着陸! 守備システムに全エネルギーを送れ!』

「了解!」


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bkm

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