彼の命令に皆の気が引き締まる。改めて危険な地へ行くという事を理解したのだ。


『では作戦に移る、マスター以外の皆は海竜に乗ってくれ』


 その指示でマスターを含めた皆がラディスロウの出入口に移動する。

 マリー、コングマン、チェルシーはソーディアンマスター達に激励を送った。


「私達は私達に出来る事を全力でやる、だから皆も全力を尽くして、そして絶対戻ってきてくれ」

「フィリアさんの傍に居られないのは残念だが……フィッツガルドが俺様を必要としているなら仕方ねェ! スタン! テメェ、フィリアさんに怪我をさせたら承知しねェからな!」

「私もウッドロウ様と一緒に行けなくて残念です。でもウッドロウ様達の事を国の皆に伝えるのが私の役目、チェルシー・トーン威風堂堂と頑張ります! ウッドロウ様達も頑張ってください!」


 3人の言葉にリオンを除くマスター達は笑顔を見せる。


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bkm

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