それは乗り物の様な物で、レイノルズは興奮気味にパネルを操作しながら説明する。


「コレは重力に対しほんの少し反発して浮くんだ。ラディスロウにあった物を色々使って作ったんだけど、本当は駆動機関がもっと大きくなる予定が、君達が持ってきたガーディアンのコアシステムで小型化どころか、圧縮収納まで可能になったんだよ! コレを作った人を僕は師匠と呼びたいね!」


 レイノルズの喜びっぷりからかなり凄い事なのだろう。

 しかしスタンは首を傾げるばかり。


「えっと……それで何をするんですか?」

『それは私が説明しよう』


 モニターを外郭の地図に変え、リトラーは口を開く。


『実は鏡面バリアーの解析に手間取り、破る為の装置はまだ完成していないのだ。その間にソーディアンマスターの諸君には外郭施設の制圧をお願いしたい。
 転送ターミナルの拠点である“イグナシー”、ダイクロフトの防衛システムの中枢と生育プラントがある“クラウディス”、輸送ターミナルの“ミックハイル”、兵器の製造ラインである“ヘルレイオス”、前線基地である“ロディオン”、この五ヶ所の重要施設を押さえ、イクティノスの修理と背後からの奇襲無力化を目指す』


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bkm

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