マリーを盾にルーティはリオンに笑顔を向ける。リオンはスタンを盾にして睨み付けている。
マリーが訊いた。
「ルーティ、何をしたんだ?」
「べっつにー、ちょこっとからかっただけよー」
スタンが訊く。
「リオン、どうしたんだよ」
「べつに……何時も通りあの女が気に食わないだけだ」
何だか似た者同士だと皆は思う。
そして2人とヒューゴの関係を考えると素直に頷く事は出来ないが、先程までとは違う雰囲気に皆は確かに何処か安心していた。だからこそ深く何も訊かずに見守る。
「やあやあお待たせお待たせ」
睨み合い続く所にレイノルズが戻り、リトラーも現れた。準備が整ったという事だろう。
レイノルズは非常にご機嫌だ。
「いやー君達が持ってきたガーディアンの残骸、アレは素晴らしいね。あんなエネルギーの圧縮方法があったなんて、手伝いに呼んだ皆驚いてたよ。しっかし皆科学者だね、あとは僕1人で大丈夫って言ってるのになかなか帰らないし」
「科学者の観点は要らん、お前はそれで何をやっていたんだ」
早々と気を取り直したリオンの指摘に彼は軽く謝り、モニターにそれを映し出した。
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bkm
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