「もしかして……此処にソーディアンを設置すると扉が開く、のではないでしょうか」


 フィリアの推理にクレメンテが答えた。


《その通りじゃ、流石フィリアじゃのう。この扉はソーディアンが設置されている間だけ開くのじゃ》

「だがそうなると、マスターも残らなければならないな。マリーさん達を同行させろと言ったのはその為か」


 今度はウッドロウが口を開き、ディムロスが認める。


《ああ、扉は3つ、ガーディアンの戦闘能力を考えるとソーディアンマスターではなくとも人材は必要だ》

「なるほどな……じゃあ、此処には誰が残るんだ?」


 次にスタンが当然の疑問を上げる。

 名乗りを上げたのはソーディアンだった。


《僕と坊っちゃんが残るよ、仮に海の方からモンスターが来ても僕達なら何とかなるしね》

「シャル、何を勝手に……」

《いいですよね?》

「…………」


 無言の肯定、シャルティエそう受け取った。


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bkm

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