「え、何でだ?」

《それは海竜で説明する。マリー達も連れていけ、戦力はあった方が良い》


 ディムロスの指示をスタンはマリー達に伝え、一行は作業を続けるレイノルズを残し再び海竜に乗り込んだ。

 当然自動操縦で竜は海底を進み目的地へ向かう。


「でさ、ディムロス、そのRキーっていうのがある所は危ないのか?」

《まあ危ないだろうな。Rキーが安置されている部屋にはガーディアンである機械兵が置いてあるのだが、コレがえらく強くてな》

「何か……何ていうか、本末転倒、だっけ? そんな感じがするんだけど」


 ディムロスの言葉をフィリアが訳す隣で、スタンは難しい顔をする。同時に少し不安になった。


「そのガーディアンっていうのとは戦わないといけないのか?」

《ああ、叩きのめして機能停止にしなければRキーは手に入らん。アレは外部操作を受け付けない故、リトラーでもどうにも出来ん》


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bkm

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