早くもリトラーの部下として行動するレイノルズは、パネルを操作しフィッツガルドの地図をモニターに出した。

 その地図はフィッツガルドの北部を拡大し、海と大陸の境にマークを付ける。


『この場所にラディスロウ浮上に必要な“Rキー”というパーツが収められている。千年前ラディスロウを沈める際に、艦の悪用を避ける為に取り外し別で保管していた。
 君達にはこのパーツを入手してきてもらいたい。詳しい事は海竜での道中、ソーディアン達から聞いてほしい、……以上だ』


 リトラーの話が終わると、スタンが地図を見つめて首を傾げた。


「この場所って、リーネの近く……だよな」

「そういえばそうですね……」


 フィリアが頷くと青年は腕を組み驚いた表情を見せる。


「リーネの近くにそんな凄い所があるなんて知らなかったな」

《見つからない様にカモフラージュしていたからな。仮に見つかっていたとしても奥に進むのは不可能だが》


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bkm

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