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 マスター達は自然と己のソーディアンを見た。

 一体彼等はどんな想いで当時戦場に立ち、今どんな思いで総司令の話を聞いているのだろうか。


《決戦兵器が完成し、ラディスロウ一機のみを浮上させダイクロフト突入作戦が行われた。ソーディアンマスター達……当時“ソーディアンチーム”と呼ばれた彼等を一般兵が援護し、何とかミクトランの所にまで彼等は進み、そして挑んだ。
 6本のソーディアンを持ってしても神の眼を得たミクトランの力は強大過ぎたが、カーレル・ベルセリオスが奴と刺し違えるという形で戦いは終わった。ソーディアン・ベルセリオスはその時行方知れずになってしまったが》


 よりによって、と思わないわけではなかった。戦争を決する為にソーディアン作った天才の兄が、そのソーディアンを使い文字通り命を懸けて戦争を終わらせたのだから。

 天才は一体何を思ったのだろうか。軍人として、家族として。


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bkm

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