リオンを背負うウッドロウを先頭に皆は飛行竜に乗り込み、すぐに崩落する建物から脱出した。
そして気付いた、海に巨大な影があることに。
「何だよ……アレ……」
《……まさか……そんな事が……!》
この事態の正体を察したディムロスを筆頭にソーディアン達の声が震える。
その直後に“それ”は姿を現した。
「……何、だよ……アレ……」
同じ言葉をスタンが再び呟く。他のソーディアンマスター達も茫然とそれを見た。
海から現れ、高い空に浮かぶ物々しい建造物。
《ダイクロフト……セシルが言った通り、外郭計画が再び始まると言うのか……!》
《しかし、何故ヒューゴがコレの存在を……!》
《ぬぅ……儂の見解が温かったわ……!》
《そんな……じゃあセシルは、アレの為に……?》
ソーディアン達がダイクロフトと呼ぶ建造物。話を聞くに、あの中にヒューゴが居る可能性が高いだろう。
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bkm
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