《何故貴様はそれを知っている!》
深まる謎にディムロスが問うと、セシルは小さく楽しそうに笑う。
「決まっているだろう、……この眼で見たのだよ」
《何だと……!? まさかベルセリオスは……!》
「まあ、君達との再会は不可能なのだがね」
レプリカソーディアンを操り彼女は2人と間合いを詰め襲い掛かる。
6本の剣が繰り広げる攻撃は非常に激しく、2人は防戦に徹する。
「おや、まさかこの程度ではないだろう? 仮にもソーディアンマスターである諸君の実力は」
「セシル……!」
何故こんなにも迷い無く刃を奮う事が出来るのか、リオンには分からない。
迷いのある刃は隙を生み、レプリカの一撃に押されバランスを崩す。
《坊っちゃん!》
レプリカシャルティエの切っ先が襲い掛かったが、ウッドロウの矢がそれを弾き事なきを得る。
同時にルーティの晶術が発動された。
prev next
bkm
[back]