覚悟の現れでもある沈黙を破り王は告げた。
「リオン・マグナス、そなたに再び神の眼の奪還を命ずる。セシル・オルグレン及びヒューゴ・ジルクリスト、以下幹部の目的を明らかにし神の眼を奪還せよ。……手段は問わん、此方もそなたの希望通りの支援をしよう」
「はっ」
勅命を受けたリオンが下げた頭を上げた直後、今度はスタンが進言した。
「あのっ、俺達にも行かせてください! 神の眼だったらソーディアンが居た方がいいだろうし……!」
「ふむ……それはリオンに訊いてくれ、今回の決定権は彼に与えたからな」
王の言葉にスタンは少年を見る。他のソーディアンマスター達も同じ考えなのか、視線が彼に集まった。
一呼吸置き、彼は決断を降す。
「少数精鋭にする為、島に上陸するのは僕達ソーディアンマスター5人、他の者は罠である可能性を考え沖合いで船を3隻止め待機。3時間経っても僕達から合図が無い場合部隊を1隻突入。残りの1隻は待機、もう1隻は城に戻り報告……以上だ」
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bkm
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