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 報告が終わり部屋を出ようとした時、ドライデンで突然思い出したかの様に言った。


「そういえば明日、セシルが復帰するがお前はどうするのだ?」

「どう……と、申しますと?」

「いや、何だ、2人きりで話したい事もあるのではないかと思ってだな。任務の調整を此方でな……」

「…………!?」


 言葉の意味が分かりリオンは真っ赤になった。

 大慌てで言葉を返す。


「お、お気遣いは有難いのですが、そんな、気を遣っていただかなくて大丈夫なのでっ、失礼します!」


 失礼しますと同時にドアを開け部屋を後にした。

 そのまま早足で廊下を歩き、2人と合流する。


「お疲れ様ですリオン……様?」

「あれ、何か顔赤くありません?」

「うるさい! お前達はさっさと持ち場に戻れ!」


 ああこれは将軍に何か言われたなと、察しの良いジョブスは不適に笑う。ウイルは相変わらずだが。


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bkm

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