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 そして流れる様な剣捌きで必要最低限のモンスターを倒し突破する。


「流石に、道を外れる事はしないだろうな……!」

《視界が悪いですからね。身を隠すならもってこいですけど、見つかった時のリスクが高いですね》

「大神殿まで行けていればいいんだが……」


 大神殿には多くの僧兵が居り、モンスターの討伐は容易だろう。

 逆に到着出来なかった場合は、身を呈して護衛対象を守る筈。


「あんな奴等でも隊長のクラスの兵士だからな……」


 大神殿に急ぐ少年をモンスター達が追う。

 時折足を止め唱術で返り討ちにしていると、自分のモノではない戦闘音が進行方向から聞こえた。


「……近いか」

《はいっ、モンスターの気配もします》

「誰かが足止め食らったのは間違いないか……!」


 姿勢を低く取り道を駆ける。

 その先でベア種の大型モンスターと対峙する知った顔を見つけ彼は叫んだ。


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bkm

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