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 出されそうになったお茶等を固辞し、少年は挨拶もそこそこに村を出た。


《大丈夫ですかねェ?》

「だと思いたいがな……金と人材はある男だから、弟子が不自由する事は無いと思うが」


 街道を進み、先を行く3人を追う。

 モンスターの出現も無く、ストレイライズ大神殿を囲む森に到着するまで彼等の姿を見つける事は出来なかった。


「もう到着しているなら、司教に2人の様子を聞いて終わり……なんだがな……」


 数分森を進んだ所で不穏な空気を感じ取り足を止め、息を殺しシャルティエに手を掛ける。

 森を抜ければ大神殿は目と鼻の先だが、抜けるまでの道はまだ大分ある。


「……モンスターの群れに出会した時、アイツ等はどうすると思う?」

《そうですね……一目散に大神殿に向かうでしょうが、それが適わない状況に陥ったら……ちょっと良くない気がします》

「だよな……最終目標は2人が無事城に帰還する事だ……それが失敗したら、僕の沽券にも関わる」


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bkm

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