セインガルドとフィッツガルドは別大陸。そう頻繁に往き来は出来ないが、スタンは満面の笑顔を見せる。ディムロスも、笑っている様な気配がした。
フィリアが飛行竜に乗る3人に声を掛ける。
「皆さん、ありがとうございました。神殿に籠っていただけでは分からない事を、沢山知る事が出来ました。皆さんのおかげです」
「私も、フィリア君とは興味深い話が出来た事を幸運に思うよ」
「はい、女の子同士仲良く出来て、感謝感激雨あられです」
ウッドロウとチェルシーに続き、スタンも彼女に笑顔と言葉を向けた。
「色々教えてくれてありがとうなフィリア、クレメンテも。セインガルドに来れたら、神殿に行くよ」
「はい……私も、フィッツガルドに行った時は伺わせていただきますね」
彼等は固く握手を交わし、今度はスタンから客員剣士達に声を掛ける。
「リオン、セシル、シャルティエ、ありがとうな」
「フン、礼を言われる筋合いは無い」
《坊っちゃんたら……》
「フフッ、此方こそありがとうだよ、スタン」
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bkm
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