「ふー……終わったな」

「他言無用の誓約書もちゃんと書いたし、すんなり終わって良かったわ」

「そうですね……あそこまで封印がしっかりしていれば、大丈夫でしょう」

「だが油断は出来んな、これからも三国間の話し合いは必要だろう」

「ウッドロウ様大忙しですね」

「誰にというわけではないが、今回の事を他人喋ったら今度こそ極刑だからな」

「今度こそって時点でお察しという感じかな……」


 ソーディアンの力による神の眼の封印が完了し、皆は城の客室で安堵に包まれていた。

 マスター達はソーディアンを返されたが、スタンだけは違う。国へ返還する約束の為、ディムロスを含めた仲間達との時間を惜しんでいた。

 そこに、封印に立ち合ったレイノルズがやって来る。


「やあやあやあ、ティアラの回収に来たよ」

「やっと開放されるのね……何度ビリビリされた事か……」

「何ならレポート書いてくれないかい? 今後の参考にするからさ」

「誰がやるか!」


 お気楽なレイノルズに怒鳴り、ルーティは早く外す様に急かす。

 苦笑する製作者はリオンに声を掛けた。


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bkm

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