17

「何やってるんだ?」


 リビングに居た三人が寝室にやって来た。

 ルーティはセシルに許可を貰った後、彼等に写真を見せる。


「あ、コレってリオンとセシル?」

「まあ、お可愛らしいですね」

「雰囲気が大分違いますねェ」


 各々の感想にセシルは苦笑した。

 それからそれぞれの幼い頃の話等で談笑が続く中、ポケットに入れたお守りを落とし屈んだチェルシーがベッドの下に何かを見つけ小さく声を上げた後に立ち上がる。


「セシルさん、ベッドの下にある箱は何ですか?」

「ん、ああ……それは……秘密」

「セシルさんにも秘密があるんですか?」

「そりゃ人間、誰しも秘密はあるよ」


 笑っていると、ルーティが少々冷やかな声で意見した。


「にしたって、ベッドの下はベタ過ぎるでしょうよ」

「そ、そうかな?」

「そういえば、バッカスもベッドの下には男の秘密が眠ってるとか言ってたな」


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bkm

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