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「ああ、今日くらいは自分で起きなきゃな」

「大人なら今日とは言わず毎日自分で起きろ」


 呆れている彼だが何処か楽しそうだ。

 リリスは2人の間に入り笑顔で伝える。


「じゃあお兄ちゃん、私は料理の準備をするね。仕込みは昨日の内にしてるからすぐ出来るよ」

「おう、楽しみにしてるな」

「はいはいっ、リリスちゃん俺手伝う!」


 名乗りを上げたバッカスに笑顔だけを送りリリスは家の中へ戻って行った。当然バッカスは着いていき、その様子にスタンは腕を組む。


「なんか最近、バッカスの奴よくリリスと一緒に居るんだよなァ」

「アレが義弟になる可能性が無きにしも非ずか……」

「え、何か言ったか?」

「べつに」


 溜息を吐くエミリオに首を傾げるスタンだが、すぐに皆を見渡し笑顔に戻る。


「まさか本当に集まれるなんてな、俺と違って皆かなり忙しいのに。……やっぱり、ダリルシェイドに集まる方が良かったんじゃないか?」


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bkm

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