「そういやお前さんトコの旦那はどうなんだい? かなり忙しくしてるとフェイトが言ってたが」

「ああ、一緒に居る時間は確かに少ないが……だが、ダリスも私も互いに出来る事に全力を尽くすと約束したんだ、寧ろ会える日を楽しみにしているくらいだ」


 マリーの笑顔は明るく、それを見てチェルシーが羨望の眼を送っている。その様子にジョニーは失笑していた。


「いやはやお熱いことで」

「羨ましいです……」

「そうか? ……あ、約束と言えば、ダリスともう1つ約束していたんだ」


 何やら彼女の眼が輝き始める。


「今度帰ってきたら、お揃いのねこにんスーツを着ると約束したんだ」

「……ね……ねこにんと、いえば……あの、猫だか人だかよく分からない人達、ですよね?」

「私は前から思っていたんだ、皆ねこにんになれば世界はずっと平和なんじゃないかとっ」

「こりゃあ本気だぜ……」


 その話をされた時のダリスの顔が皆の脳裏に浮かぶ。


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bkm

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