感心する青年を見てウッドロウが口を開く。


「飛行機関といえば、先程見たオベロン社の極秘資料にまた別の飛行挺について記載されていたな」

「しかもそれは現役で、ファンダリアにあるときたものだ……。天地戦争時代にに作られ物らしいが、ソーディアンが何も言わなかった所を見るとソーディアン封印後……つまり千年前の戦後完成された可能性が高いわけだ」


 その存在についてにリオンは頭を悩ませているらしく、眉間にシワが作られた。ジュースを飲んでいたチェルシーも少し頬を膨らませる。


「ウッドロウ様を煩わせるなんて言語道断ですよ。でも、それが安全に使えたら復興の役に立ちますよね」

「そうですね……あの資料をチラッと見る限りでは、速さに特化した機体で、スピードならば飛行竜を簡単に超えます。武器の類いは乗っていない様ですし、輸送機でもないですし、搭乗人数は少なめなので、主な用途は少人数での移動でしょうか」


 フィリアの説明にルーティが首を傾げた。


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bkm

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