通り掛かった作業場の管理者から飲み物を貰い、整備が終わりつつある他に人が居ない静かな広場で彼等は休憩の時間を過ごす。
「そういえばレイノルズ君が私達の検査結果が出たと言っていた。全員身体能力のリミッターは少し外れた状態ではあるが、問題は無いらしい」
「ソーディアンからの干渉を受け続けた後遺症、と言うと少し聞こえは悪いですが……自分自身が持っている身体能力ですから、今回出た結果ぐらいなら悪い事はあまり無いと思います」
ウッドロウとフィリアの説明に他の皆は安心する。その中でも、やはりコングマンの反応が一番大きく涙を浮かべている。
しかしそれには誰も触れずにスタンが訊いた。
「なあリオン、飛行竜や始祖竜はどうなるんだ?」
「アレはどちらもセインガルドで管理する事にした。出力はかなり落ちるものの、飛ぶだけなら太陽光があれば問題無いらしい。整備して、各地への復興支援に使うそうだ」
「ヘェ、レンズエネルギーじゃないなら安心だな」
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bkm
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