ソーディアンは最後の真実を告げる。


《始まりは、偶然超高密度のレンズが発見された事。それから作られた我等の使命は戦争の完全集結……つまりそれは、戦争の元凶たる神の眼を破壊する事だ》

《神の眼の破壊の際に起こるエネルギーに生身では耐えられない、遠隔操作では満足のいく結果は得られない……だから兵器そのモノに人間の人格という知能をつけたのよ。それによってレンズの特性を生かした戦闘も行える、一石二鳥というヤツね》

《でも当時は時間も資源も無く、出来たソーディアンは6本……それでも神の眼を破壊出来るギリギリのラインでした》

《そしてミクトランとの決戦においてベルセリオスが失われてしまった……。強化すれば残った5本でも神の眼を破壊出来たかもしれんが、根本からの強化はマスターを介して行わければならん……これからの復興時代に必要な人材をこれ以上危険に晒すわけにはいかず、やむを得ず神の眼は封印されたのじゃ》

《戦後処理と復興が最優先故に何時までも神の眼に関わっているわけにもいかず、コアクリスタルの原材料である超高密度レンズも見つかる見込みが無く新たな破壊兵器が作れなかったからな。 更に科学が発達すれば新たな方法が見つかるかもしれないが、天地戦争は科学の発展により起きたモノ……科学による“何時か”は誰も信用しないだろう。 だから同じ人物が居るという状態におけるマスターの精神状態と、神の眼に何かあった時の為にソーディアンも各地に封印され、更に念を入れてレンズ技術も抹消された……戦争と同時に、それを呼んだ科学も終わった筈だったんだ》


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bkm

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