宣言通りリオンがスタンとウッドロウより前を行く。敵のレーザー等を避け最前線の相手の攻撃範囲に飛び込むと、彼の狙い通り機兵は腕を振り上げた。
階段を破壊する程の重い一撃を避けたリオンはその腕に乗り、駆け、銃器を構える機兵達の足元にダガーを投げつけ後方に跳んだ。それと同時にダガーを中心に黒い陣が展開し、そこから吹き上がる黒炎が機兵を拘束する。
間髪入れずにリオンと入れ替わる様にしてウッドロウが前に出た。
「イクティノス!」
《この程度の数、どうという事は無い!》
一度鞘に収めたイクティノスを抜こうとした瞬間ウッドロウの姿はそこから消えた。次に彼等が現れたのは大型機兵部隊の後ろ、イクティノスは鞘に収められている。
耳障りな音を立てながらおかしな挙動を始める機械に、跳んだスタンが炎を纏ったディムロスを振り下ろした。
「業魔、灰燼剣!!」
着地と共に炎は巨大化し、全ての機兵にその衝撃を与える。
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bkm
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