《来たな……神の眼はこの階段の最上部だ、準備はいいな?》

「もちろん、一気に行くぞ!!」


 最上部まではかなり高さがあるが、それに臆する事無く彼等は突き進む。

 上方と下方から現れた空戦機兵の砲口が彼等を捉えるが、既に詠唱を終えていたフィリアが迎撃する。


「レイ!!」


 依然のモノとは比較にならない程の数の光の束が具現し、雨となったそれは機兵を撃ち落とす。

 それを掻い潜り突撃してきた3体の機体、狙われたルーティだったが一瞬で彼女を水蒸気が包みその中を機兵は何にもぶつかる事無く通り抜ける。そしてルーティが現れたのはその頭上。


「アイシクル!!」


 巨大な氷柱が機械を貫き破壊する。ルーティを狙う追加の機兵は光が撃ち貫く。

 道を切り開く前衛では、とんでもない数の前衛後衛が入り混じった大型機兵の部隊が距離を詰めてきていた。


「先陣を切るぞ、討ち漏らすなよスタン!」

「分かってるさ!」

「では行くぞ、スタン君、リオン君」


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bkm

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