語る微笑に“裏”は無く、フィリアは至極嬉しそうに緑茶を飲む。
そしてポーズをキメているコングマンを失笑しているジョニーに話し掛ける。
「ジョニーさん、このお茶とても美味しいですね」
「そうだろそうだろ、リアーナが厳選した茶葉だからな。でもしってるかい? 緑茶も紅茶も茶葉自体は一緒なんだ」
「そうなのか? それにしては随分風味が違うな」
「発酵させたかさせてないかの違いだな。逆に言えば、少し手間を掛けただけで茶葉っていうのはガラッと変わっちまうんだ、なかなか奥が深いだろ?」
彼の話にフィリアは実に興味深そうな雰囲気で笑顔を見せた。
「化学実験と同じですね、水も温めたり冷やしたりで全く別の姿に変わります。火薬に関しても含まれる成分によって量が同じでも威力や色が……」
スイッチが入ったフィリアは止められない。
下手に触れて怪我しても面白くないとジョニーは聞き流しながらマリーとの雑談を始める。
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bkm
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