リオンは横目で、マリーに声を掛けられているスタンを見る。
「スタン、ルーティが迷惑をかけたりしなかったか?」
「迷惑だなんて、寧ろ大活躍でしたよ。流石レンズハンターというか、本当に探し物得意なんだなって凄いと思いました」
「アンタじゃなかったら嫌味よねそれは……」
コレが世界の命運を背負った者達かとおかしく思う。ソーディアンマスターというだけで根本は人間なのだから仕方ないのかもしれないが。
再会の喜びが落ち着いた後、レイノルズが本題を切り出す。
「まずは検査の結果だけど……問題は無かったね。現地民が使ってるっていう中和剤の効果かな」
「後々後遺症が……何て事は」
慎重なリオンの質問への返答をレイノルズは考える。
「うーん……多分、大丈夫だと思うけど、こういうのは個人によるからなァ……何かあったらすぐに言ってほしいな、全力で対処するから。
あ、出来ればその中和剤手元に欲しいかな……更に出来るならガスについての調査も……」
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bkm
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