事実だけを告げるとスタンは心の内を話す。
「なんか……ルーティが傍に居ないっていうのに違和感があってさ……何でだろうって考えたら、あ、俺ルーティの事好きなのかもって」
「自覚するだけマシだと言っておくか……お前が玉砕しようがどうでもいいしな」
「玉砕はなァ……」
ルーティとは違い彼には迷いは無い様だ、彼らしいと言えば彼らしい。
リオンは再び質問をする。
「ルーティには孤児院があるが、お前はそれをどう思ってるんだ」
「どう、か……そうだな……ルーティが守りたいからっていう前に、俺も絶対に守らなきゃならないって思ってる。
前にクレスタが襲われて俺達が行った時、何があってもあの子達を守らなきゃって思ったんだよ。泣かないで、ルーティの事慰めててさ、あんな優しい子達を苦しい目に合わせたくないって思った。
あ、その後リーネの事思い出したんだよな。じっちゃんもリリスもしっかりしてるけど、やっぱりこの状況が長く続いたら……」
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bkm
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