ダリルシェイドに到着しち皆を松葉杖で歩くレイノルズが出迎えた。


「やあ、おかえり、お疲れ様」

「歩いて大丈夫なのか?」

「研究者には体力も大事だからね、リハビリはしないと。それで、早速で悪いんだけど、ベルセリウムは……どうだった?」


 一番大事な質問にリオンは、何時もと変わらぬ様子で兵に指示を出す。

 神妙な面持ちのレイノルズだが、目の前にベルセリウムの山が現れ一気に笑顔を見せた。


「凄い! 予想以上だよ! これならバッチリ飛行竜を直せる」

「直してもらわなければ困る。あと、トラッシュマウンテンに済んでいるカルバレイス人の子供から渡された物だが……」


 次に置かれたのはレンズ。流石にレイノルズは驚きの表情を見せた。


「……そっか……頑張らないとね」


 何かを決断したかの様に彼は頷き、他の研究員達にベルセリウムとレンズを運ばせる。

 それを見てトラッシュマウンテンに向かった面々は、無事任務を達成出来たのを実感した。


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