深部はまるで作戦会議室の様になっており、奥の壁にはラディスロウの周りを映し出したモニターが開かれている。
そして部屋の中央の台座に、探しモノはあった。
《うむ、皆よく来たのう》
探しモノから発せられたであろう老人の声にマスター等は反応し、皆台座へ歩み寄る。
鎮座するのはコアクリスタルを収めた意思在る剣・クレメンテ。
《再会の喜びを言いたい所じゃが、ぬしらが居るという事は良くない事が起きたという事かのう》
《ああ……、神の眼が、人の手によって盗まれてしまった》
《やはりのう、そんな事だろうとは思ったわい》
ディムロスの話に納得したクレメンテは、やれやれと息を漏らす。
ディムロスは本題を切り出した。
《クレメンテ老、我々は神の眼を奪還する為に行動している、貴方の力を貸してほしい》
神妙な声色で告げると、クレメンテは笑った。
それは嫌な笑い方ではなく、周りを安心させる笑い。
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bkm
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