それからカルバレイスの協力者達も交えて会話が進む。は文化の違いによる新たな発見が生まれ、スタンを中心にそれは暫く弾んだ。
それが終わったのは、内部から何かが爆発した様な崩れた様な音がした時。
「なっ……」
「な、何だ!?」
「爆発っぽい音だったけど……」
まさか、と皆に緊張が走る所に現れた人の姿。
「大、収、穫、です!」
素晴らしい笑顔のフィリア、と疲れた様子の男性陣。よく見ると彼等は、ベルセリウムの塊を持っていた。詳しく話を聞くまでは断言出来ないが、恐らくフィリアが何かしたのだろう。
彼女は嬉しそうに自ら話す。
「奥に進んだら不定形のモンスターが出没しまして、しかも大量に。その上囲まれてしまったので周りに被害が出ない様に晶術を使ったら加減を間違えて小さな爆発が起こってしまったんです。
ですが崩れた先に道がありまして、何とか進んだら何と廃棄された小型の飛行竜があったんですよ!」
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bkm
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