ナマエ「あ、やばい亮」
宍戸「何だよ、どうした」
ナマエ「赤点とった」
宍戸「お前…跡部に殺されるぞ…」
ナマエ「追試で70点とらないと高校行けなくなっちゃうんだって」
宍戸「おい何でそんなに落ち着いてんだよ!教科は?」
ナマエ「数学」
宍戸「だったら忍足か…跡部だな」
ナマエ「跡部は絶対やだ」
宍戸「じゃあ忍足に頼めよ」

忍足「赤点て…ほんまに?」
ナマエ「ほんまに」
忍足「赤点とる奴なんかおったんか…」
ナマエ「跡部も忍足も変わらない気がしてきた…」
忍足「冗談やって〜、いつかやる思うてたわ」
ナマエ「ほら!完全に馬鹿にしてる!死ね伊達眼鏡!」
忍足「ほう、そないなこと言うて教えてもらえる思ってんのんか?」
ナマエ「ごめんなさい忍足様、愚かな私めに数学教えてください」
宍戸「あ、ほんとだ跡部と変わんねぇ」
忍足「ええで、教えるくらい。今日から部室でやれば間に合うやろ。一週間やったっけ」
ナマエ「ありがとう忍足〜」
向日「侑士〜ってお前ら。何やってんだ?」
ナマエ「げ、がっくん」
向日「げ、って何だよ。なんか隠し事か?そうだろ?な?」
ナマエ「うざいよ〜」
忍足「岳人には隠せへんやろ。今のうち言うとき」
ナマエ「…」

跡部「岳人から聞いたぞ、てめぇ赤点とったらしいな」
ナマエ「厄日だ…」
跡部「テニス部のマネージャーとしての自覚が」
ナマエ「あるけど馬鹿だから仕方ないじゃん?」
忍足「すごい説得力やな」
向日「俺でもあんなに開き直れねぇよ」
跡部「ジローでさえ赤点取ったことねぇっつーのに…」
ナマエ「ジローはC組に甘やかされてるし」
宍戸「何で俺を睨むんだよ」
向日「何、ナマエC組で嫌われ者?」
宍戸「ジローより馬鹿だから呆れられてる」
向日「あー」
ナマエ「数学だけだもん!」
忍足「他の教科は平均点いっとるもんな」
向日「まじ?ナマエすげー!」
宍戸「馬鹿が露呈してんぞ岳人」
跡部「馬鹿ばっかりだな…」
バン!ガタン!
向日「お、誰か来た」
跡部「この開け方はジローしかいねぇだろ」
芥川「やべー!赤点とっちった!跡部に内緒にしてくんない!?」
跡部「…」
忍足「アホや…」
芥川「え?あっ、跡部!」
跡部「ジロー、お前…」
芥川「ごめん!」
忍足「教科は何なん?」
芥川「数学ー」
ナマエ「一緒じゃん!」
芥川「まじまじ?ナマエも?何点?」
ナマエ「19点!」
芥川「俺も俺も!」
ナマエ「うわ!すご!すごくないコレ!」
宍戸「俺に同意を求めるな」
跡部「目眩がしてきたぜ…」
ナマエ「保健室行けばー?」
芥川「俺さっきまでいたからまだ暖かいと思うよ、ベッド」
忍足「お前ら最強やな」

100308

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