「光ー!何見てんの?」
「うっさいボケ」
「あ、あそこにおるんナマエと謙也や!ナマエと謙也見とったん?」
「ちゃうわボケ」
「ナマエと謙也仲ええなぁ。ごっつ楽しそうや!」
「…金太郎うっとい、どっか行け」
「機嫌悪いなぁ、光」
「悪ない」
「えー悪いでぇ。なぁユウジ」
「分かる、分かるで光!」
「は?」
「好きな子が他の男と仲よう話しとってごっつ楽しそうでイライラすんねんけど楽しそうなんを邪魔するのも嫌やし邪魔して嫌われるのも嫌やし、せやけどイライラするしこっち見てほしいねんな!分かるで!」
「ほんまうっといッスわ…」
「否定はせぇへんのやな」
「…」
「ナマエー!光がなー!」
「! 金太郎!」
「どないしたん金ちゃんーまた光にイジメられたんー?あかんやろー、光ー」
「…俺はアンタにイジメられとるっちゅーに」
「え?」
「何でもあらへんうっとい先輩」
「なんやそれ!先輩に向かって!」
「そういうとこがムカつくねん」
「はあ!?何の話や!」
「うっさい」
「…アンタさっきこっち見てたやろ」
「それが何っスか」
「謙也にヤキモチやな?」
「ニヤニヤすんな」
「な…!」
「それが何や」
「え…っ」
「もうええ、俺がどっか行く」
「え、ちょっ、光!」
「光どこ行くん?」
「…知らん!」


20110528
やきもきしすぎて最終的に収拾がつかなくなった財前くん
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