2024/06/25 23:48 幸村精市を振ったクラスメイトの男 --- 「みつき!!!!!お前幸村部長振ったってマジかよ!!!!!!」 「......ット」 ホームルームも始まる前 今来たばかり清瀬の肩を掴みこれまた今来たばかりの切原が大きく大きく揺さぶっている クラス中の視線が2人に釘付けだ。 それどころか切原の声があまりにデカすぎたせいで両隣りのクラスからもなんだなんだの野次馬が集まってきた。 「お前正気かよ!!?!!?よく殺されなかったな!!いやじゃなくてさ!!!」 「チョ マッ、赤也落ち着け」 ここで清瀬の右ストレートパンチが切原の顔面にはいった。グーで殴ってる...こわ 「イッテー!」 「殴った俺も痛いから。てか、誰から聞いた」 「幸村ぶちょー」 「くそめんどくせぇなあの先輩」 この清瀬みつきというすっごい綺麗な名前の男 その名前からじゃ想像つかないほど態度と口の悪い男で有名だ。 そんでもってその名前の通り綺麗な顔でも有名だった。 「振ったってか、普通に断ったわ。あの人お前の部活の先輩ってことしか知らんし」 俗世に興味なし。幸村精市があのテニス部の部長で超有名ってことすら知らないと... 「はぁ?!お前そんだけで断ったのかよ~?!?!意味わかんねー!」 まあ男か女か問題は置いといて あの幸村精市からの告白(?)を断ったなんて立海中の女子達が大発狂しそうなことをサラサラと変わらぬ表情で言う清瀬 「(意味わかんねーってなんだよ)...ッチうぜぇわ~~~... ...俺!あの先輩のこと!知らねぇ!っつってんだよ!十分意味わかんだろ!おめー素性知らねーやつとほいそれと付き合えんのかよ?!だからおめーはバカ也なんだろがよ!」 バーーーーーカ!!!とクソデカボイスで怒鳴って廊下に出ていってしまった... --- 俺のことが好きな白石蔵ノ介 白石蔵ノ介のことが嫌いな男 --- 「不瀬くんおはようさん!今日もかっこええな!」 白石蔵ノ介 朝から鬱陶しい。 昨日あの番組みたー?だの宿題どうだの 朝から... 「不瀬くんお昼一緒に食べようや。あ、また菓子パン食うてる...栄養考えや~俺のこれとこれとこれと」 これとこれとこれとこれとこれとこれ 俺の食べれない野菜 野菜 野菜 野菜 昼ぐらいゆっくりさせろ... 「不瀬くんおつかれさん。今日俺部活ないんやけど一緒に帰ろう。放課後デートしようや」 左腕掴まれて一緒に歩くなんて... さっさと家に帰らせてくれ... 毎日 毎日 毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日 白石蔵ノ介に白石蔵ノ介に白石蔵ノ介に追いかけ回されてつけられて朝から放課後までずっとずっとずっとずっと不瀬くん不瀬くん不瀬くん不瀬くん不瀬く「ッッダッハッ....!!!!!!!!ハァー ハァー...........」 夢か.... 悪夢...おそろしい... まさか夢の中まで白石蔵ノ介に...白石蔵ノ介に... 「あーきーらー!お友達迎えにきとるよー!」 「ふーせーくんおはようさん!あ、お母さん俺ら友達とちゃいます。俺不瀬くんとお付き合いさせていただいてます」 「あらー」 「アァアアアアギャアアア!?!?!!!?!」 現実は悪夢 oh nightmare~死~ しかし俺は対人コミュ障のクソキモ男 白石蔵ノ介から「付き合ってる」なんて言われたら「うん」としか言えないじゃん。 いやまあ実際全然付き合ってない(白石蔵ノ介が勝手に言ってるだけだ)し俺は白石蔵ノ介が大の苦手で世界で1番嫌いな男なんだけど、どうした現実はゲロ。もう無理。 「おーはよ...さん(不瀬 目の下真っ黒すぎやろ)」 「...不瀬さん顔色悪すぎっすわ」 「はは...(忍足謙也...財前光...苦手)」 「不瀬くん体調悪いんか?!保健室行くか?俺が背負っていやお姫様抱っこしたろか...いやむしろしたい!!!」 「(しぬ)」 --- 真田が好きな男と恋バナしてる丸井 --- 「今日も最高にかっこいいな」 「...あぁ...たしかに」 「あ丸井じゃない。真田くんね真田くん」 「あぁ知ってる」 「今日もさ最高に似合ってるよね。帽子」 「たしかに」 「はぁ...真田くんさぁあんなにかっこいいのにさぁなんで丸井のほうが女子に人気なわけ?」 「あーーーー...それは世間」 「まぁいいけどさ~~女子には真田くんの格好良さが分からないみたいだし」 「かっこ...まあかっこいいっつってんのお前ぐらいだしな」 「うわそれは嘘!」 「説教臭いじゃんそーいうとこだろぃ」 「えーーそういうとこは可愛いとこじゃん!可愛さもかっこよさも兼ね備えてるなんて天才じゃん好き」 「...お前メガネの度数合ってねぇんじゃね?」 「あいにく今日はコンタクト」 「まじきめぇ~」 「はい丸井くんのきめぇ~いただきました!ありがとうございますぅ↑」 |