挨拶

「おはようございます、ハクメンさん」
「…随分と早いな」
「はい。何だか目が覚めちゃって」
「気を遣って、と謂う訳で無いならばいい」
「あ、はい。それは全然。…ヴァルケンハインさんは?」
「昼には戻るだろう」
「そうですか」


私に早いって言うならハクメンさんも早いってことじゃないのかな。まあそれはいいんだけど、別に。昨日よりも1時間くらい早いのは事実だし。ヴァルケンハインさんが戻っていないということは、朝ご飯を作る必要が。また普通コールか、憂鬱だ。


「テルミさんはまだ寝てるんですか?」
「さてな。あれの行動は把握していない」
「起きてるかもしれないってこと?」
「寝たのかも知らぬ」
「はあ」


あのテンションはまさか睡眠不足によるハイ状態なのか。いやまあ、倒れて静かになるなら大歓迎だけどさ、本当に。


「………胃にくるものは駄目ですね」
「不要だ。奴は朝を抜く事が多い」
「パンと目玉焼きくらいは。あ、あとベーコン?ミキサーってあります?」
「ああ。…恐らく、口にせぬぞ」
「私が食べるので。まあ、食べるならどうぞくらいの感じです」
「…そうか」


別に好きではないんだけどさ。なんか低血圧っぽいよなあ、テルミさん。



20131003

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