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戦慄に舞う銀桜



愛したかった
大好きだった

違う


今も……



好き



アナタの全てが


愛しい


泣きそうな笑顔で好きだと言ったその聲も
「殺したる」と囁いた残酷な誘惑も
クシャリと髪を撫でた優しい手も
キツく抱き締められた時に押し当てられた温かい胸板も
寂しそうな冷たい目も
アナタのとった行動全てが空っぽの私を満たした。

私はアナタに殺される以外


死 な な い


だから 私を 盾にして
アナタを邪魔する障害を、非難を、侮蔑、畏怖、弱さを取り除くから。
あらゆるモノを排除するから。

だから 私を 盾として そして 剣として
アナタの 最も 側に いさせて。


そう…最大限に利用すればいい……


それでアナタの心が安らぐのなら
アナタの願いが叶うのなら

それが 私の 祈りです。

透き通るほど神聖で
汚濁に塗れるほど貪欲な


望みです。


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2009,3,21
強い女性
愛を超えて崇拝の域