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誰も知らないのです



ワタクシが鬱になる理由はきっと誰も知らないのです。
ううん、話しても理解されないでしょう。自分ですら認めたくない理由ですから…

でもきっとあのお方の事が反吐が出るほど嫌いだから…そう…仕方のない事なのかもしれませんね……

唯、そうであったとしてもそんな一方的で偏見的な見解をするのは赦せないのです。
もちろんワタクシの理念に反するから。

もしワタクシが他の方から同じ境遇を相談されたましたらきっと『所詮人間なんだから、その行為を咎め、卑下するのはおかしくはなくて?』という筈ですから。

そう…だからそんな理由で、苛つく必要は無いのです。いいえ、いけないのです。だって自分の思想を自分で否定していてはお話しになりませんわ。

それに、そんな説得力のない自分勝手な意見は赦されません。

ですから感情を押し殺して無関心でいるしかないのです。

そうしているとね、苛々したり、嘔吐したり、髪を引き抜いたりする時間が短くなたの。けれどそれと同時に虚無感と葛藤と何かに対する疼きが次第に増えてきたの。

棄てるのなら棄てるでハッキリそうおっしゃって下されば良いのに。

まったく感情が邪魔だとつくづく思い知らされるわ。


(きっとお互い依存する程大切)


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2009,04,13