既存のジャンルイメージにとらわれない新しいハックアンドスラッシュRPG
2015/05/30 13:07

4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。今回話をお聞きするダンジョンストライカーは,もともと2012年にNHN PlayArt(旧NHN Japan)が運営を行うとアナウンスしていましたよね。今回DMMゲームズさんがサービスをすると聞いて驚いてます。どういった経緯があったのでしょうか。

DMM.com Labo エグゼクティブプロデューサー 岩下雅臣氏(以下,岩下氏):
DMM.com Labo エグゼクティブプロデューサー 岩下雅臣氏
 ダンジョンストライカーの開発を行うEYEDENTITY GAMESの資本が,中国の大手パブリッシャShandaに移り,日本での契約が一度白紙に戻った状態だったと聞いております。ご縁がありまして,弊社のほうでパブリッシングさせていただくことになりました。

4Gamer:
 ダンジョンストライカーは,日本でも人気のある「ドラゴンネスト」のデベロッパが手掛けるタイトルということもあって,注目しているプレイヤーは多いと思います。さっそくですが,本作の概要を教えてください。

岩下氏:
 2.5頭身の可愛らしいキャラクターと,アクション性にこだわって制作されたタイトルで,ジャンルでいうと“ハックアンドスラッシュ”タイプのオンラインRPGとなっています。爽快感重視のストレスフリーなゲームで,育成の幅が広いジョブチェンジのシステムと多彩なコンテンツがウリとなります。

4Gamer:
 内部でテストプレイはされていると思うのですが,プレイ感というか手触りはいかがですか。

岩下氏:
 完成度の高いゲームだなと感じました。最初にプレイしたのが韓国語のバージョンでしたので,言葉の意味も分からず進めていましたが,ユーザーインタフェースが直感的に分かりやすく,初プレイ時のバトルへの導線もしっかりしていたので,ゲームの世界にすぐ馴染むことができました。操作感としては,少ないキー操作で動かすことができるので,アクションゲームに慣れていない人でも十分に楽しめると思います。

ダンジョンストライカー

4Gamer:
 実績のある開発だけに,プレイヤーが求める要素については熟知していそうですよね。

岩下氏:
 ええ。アクションゲームとして手堅い作りのなかに,先ほどお話しした幅広い育成要素が加わって,自然とプレイ意欲が高まるようになってます。一つのジョブを極めていくのではなく,複数のジョブを試して,ジョブの特性やスキルを集めてビルドを組むシステムは,独特で面白いところです。

4Gamer:
 ハックアンドスラッシュというと,キャラクターのビルドを組むのも楽しい要素となりますが,その点は期待が持てそうですね。

岩下氏:
 キャラクターの育成では,ダンジョンに挑戦してボスを倒して経験値を稼ぐだけでなく,タワーディフェンスやタイムアタックといった要素もあるので,長くプレイしても飽きのこない作りになっています。ほかにも,プレイヤーと行動を共にするパートナー,能力を高めてくれるペット,見た目を変えられるアバターアイテムといったサブコンテンツも多く,あれこれ楽しんでいると,いつの間にか時間が過ぎてキャラクターのレベルも上がっていると思いますよ。

ダンジョンストライカー

4Gamer:
 ただ敵を倒してキャラクターを育成するだけの一本道なゲームではなく,箱庭のなかで自由に遊ぶようなゲームサイクルになっているわけですね。ハックアンドスラッシュということで,コアなゲーマー層が好むジャンルという印象ですが,話を聞くとアクションゲームに慣れていない人でも楽しめそうです。

岩下氏:
 ハックアンドスラッシュと聞くと,真っ先に「Diablo」に代表されるダークでハードなゲームを思い浮かべる方もいるかと思いますが,ダンジョンストライカーは可愛らしいキャラクターと,ファンタジーな世界観を持っています。ハックアンドスラッシュというジャンルに興味はあるけどビジュアル的に敬遠していたという人には,とくにプレイしてほしいと考えています。サブコンテンツも豊富ですので,もちろんコアなゲーマーの方にも刺さる要素があるはずです。

4Gamer:
 敵からドロップする武具にランダムでオプションが付いていて,より強い武具を探してダンジョンを周回するというのが,ハックアンドスラッシュの面白さの一つとして挙げられますが,ダンジョンストライカーでもそうしたトレジャーハンティング的な要素はありますか。

岩下氏:
 はい。能力だけでなく見た目もユニークな武具が用意されていますので,思う存分トレジャーハンティングを楽しんでいただけます。セット装備を全部集めるのは,やはり大変ですが(笑)。ダンジョンには難度が設定されていて,難度が高いほど等級の高い良質な武具を入手できますので,キャラクターの育成と並行して,武具も揃えていってください。

4Gamer:
 プレイヤーの楽しみとしては,自分のキャラクターを育成することと,強力な武具を見つけて強化していくことになりそうですね。

ダンジョンストライカー

岩下氏:
 どうちらかといいますと,キャラクターの育成やアイテムの収集は結果であり,ダンジョンでの戦闘の過程こそを楽しんでいただきたいと考えています。コンボを決めたり,難所を切り抜けたりといった“瞬間”が気持ち良かったりしますので。
 ちなみに,ジョブのレベルは50が最大ですが,そこで終わりではありません。ジョブの特性を伸ばす拡張レベルのようなものがあります。それが300とかありますので……育て甲斐は十分かと思います(笑)。

4Gamer:
 この手のゲームですと,いろいろなスキルビルドを試すために複数のキャラクターを育てたりすることもありますが,ダンジョンストライカーは一人のキャラクターに集中するのがよさそうですね。

岩下氏:
 最初は人間族しかいないのですが,年末あたりには別の種族を入れる予定もあり,種族によってスキルの使い勝手が違ってきたりします。

4Gamer:
 種族は変えられないでしょうから,そのときばかりは,また一からキャラクターを育成しなければなりませんね(笑)。



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