《寂しがる》大学生昴⇔先輩彼女


(徹夜明けに飲み会は、ちょっとキツかったか・・・)

先輩に注がれるビールをなるべくゆっくり飲みながら、気付かれないようにこめかみを揉んでいると背中から柔らかい重みがのしかかる。


「昴、お腹いっぱいになったら眠くなっちゃった。もー帰ろ?」

「おいおい一柳はまだ来たばっかりだぞ」

「いーの。私はもう満足したから」

我儘な彼女を持つと大変だな、周りからかけられる同情の声に苦笑いの顔を作りながら財布を取り出す。
こうやってさりげなく助けられてしまうのだから本当に彼女には敵わない。
──せめて、レポートを仕上げる間寂しい思いをさせたであろう彼女の隙間を、埋めるのに不足ない彼氏で在りたい。


title by 確かに恋だった

リハビリ!


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