その時のあいつは

血で汚れた顔を

血で汚れた手で拭い

助けを求めるような目をして

人を殴っていた。

あんな細い腕から
どんな力が出ているんだというように、周りにいた奴らが倒されていく。気付けばあいつの周りには人の山が出来上がっていた。

「何か用?」

隠れて見ていたはずなのにあいつにはばれていた様で、冷たく濡れた目を向けられた。






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memoログです。古市最強設定好きですが、自分じゃ書けないです∵
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