「清麿ー!遊ぶのだ!」

「ガッシュ。俺は今、勉強中だ。」

ガッシュに目を向けることなく、目の前にある論文に取り組む清麿の首にガッシュは飛びついた。

「清麿!それは宿題ではないのだろう?ならば私と遊ぶべきなのだ!」

清麿は、はぁと溜め息をつくと背中に張り付いたガッシュを剥がした。

「俺は今、これがやりたいんだ。」

「うぬぅ…。それでは私が暇なのだ…。」

先程までの勢いをなくしたガッシュだが、言っていることはただの我が儘でしかない。
しかし、そんなガッシュに清麿が弱いのは事実だった。

「…三十分待ってろ。」

そう言うと、ガッシュはしょぼくれていたのが嘘のように顔を輝かせた。

「うぬ!約束なのだ!」

ガッシュはパタパタと部屋を出て行った。残された清麿は、二度目の溜め息をついた。
口元に微かに笑みを浮かべながら。





―――――

別ジャンルですみません。←
いやちょっと、この頃ガッシュ熱が冷めず、さらにサイトも少なく、これは自給自足しかないんじゃね?!ってなりました。ただの赤本。小ガ清はイチャイチャよりもほのぼのが好き。です。

「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -