「男鹿、痛い…。」
「別れるなんて、絶対許さないからな!」
「頼むから…。」
ぼろぼろで壊れそうだった。泣き出したくなるのを堪えて、思ってもないことを言って、自分の言葉にさらに心をえぐられて、それでも笑顔だけは絶やさなかった。
限界だった。
男鹿の隣に俺以外の誰かがいるのも、男鹿が俺以外に笑いかけるのも、そんな嫉妬しか出来ない自分も、全てが嫌になった。
「こんな俺に、男鹿の隣に立ってる資格なんてないんだよ。」
きっとこれが最後だ。
忘れないように、頭に、身体に、男鹿を記憶する。
「そんなもんどこに売ってるんだよ。俺の隣にいる資格なんて、どこにあんだよ…!っ、そんなの…お前以外持ってるわけねぇだろ!」
一瞬、息が止まりそうになった。
どうしてこいつは、いつでも俺が欲しい言葉をくれるんだろう。
―――――
ある曲を聞いてたら思い浮かんで、おがふる書こうとしたんですけど、なんか上手く書けなかった。