「男鹿は私と古市君、どっちが好きなの?!」
「今日こそははっきりしてもらうからな!」
左腕を邦枝、右腕を古市に掴まれた男鹿は、唸るように声を出した。
「どっち、って…うーん…、古市?」
男鹿がそう答えると、古市は喜び男鹿に抱き着いた。邦枝は目を見開いた後、俯くと男鹿の腕を掴んでいた手を離した。
「よっしゃ!」
「!…男鹿の、馬鹿ああああ!!!!!」
そう叫びながら、走り去っていった。
「邦枝先輩に勝った!」
邦枝が走り去って、ハイテンションな古市とよく分かっていないような男鹿が取り残された。
―――――
っていう夢を見ました。