「別れる。」
突然家にやってきた古市が、突然言った。
「は?!」
「今週のジャンプ読んだ!なんだよお前!ヒルダさんといちゃいちゃしちゃってさぁ!デレデレしちゃってさぁ!なんだよ勝手に三人で最強家族とかやってろよ!別れてやる!男鹿なんて大嫌いだああああ!!!!」
古市はそう叫ぶと、その場に座り込んだ。
「古市?!」
いきなりで焦っている俺に、記憶を無くしておかしくなったヒルダが話し掛けてきた。
「あの…。」
「あぁ?!」
「あちらの方は…。」
「あぁ、古市だよ。」
そうか、今は古市のことも忘れてんのか…。
「うわあああ!いちゃいちゃしてんじゃねぇよ!!」
「どう見てもしてねぇだろ?!」
そんなことより、今は別れるとかほざくこいつをどうにかしなければいけない。
「うぅ、男鹿なんて嫌いだ大嫌いだ!!バーカバーカ!!勝手にやってろよ!お前なんかヒルダさんとべる坊と三人で仲良くやってればいいだろ!どうせ俺なんていらないんだろ!いいよもう!お前なんか、勝手に幸せになってどっか行っちゃえバーカ!!」
「古市!」
座り込んでいたかと思えば、いきなり立ち上がって部屋を出て行こうとしたので、慌てて腕を掴んだ。
「触んな!邪魔だったんだろ!!本当はいらなかったんだろ!無理に付き合ってくれてたんだろ!!もういいよ分かったから!お前なんか嫌いだ…!!」
俺の腕を振り払うように古市が腕を振ったが、古市程度の力では振りほどけるわけもない。
掴んでいた手を引っ張って、古市を腕の中に収める。が、逃れようと暴れるので腕に篭める力を強くして、頭を少し下げて古市にだけ聞こえるように囁いた。
「頼むから別れるとか言うなよ…。」
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っていうのを7号を見て妄想しました←
多分あれを古市が見たら泣くんじゃないかなぁと。おがふる派で古ヒル派の私は泣きました((
男鹿、家から出てったじゃんとかいうツッコミはなしで。