短編 | ナノ

俺らの日常

「古市ー。」

「…何?」

「暇だ。」

「…べる坊と遊んでれば?」

今は所謂テスト期間というやつで、古市は俺と一緒にいるにも関わらず勉強をしている。さっきから俺が話し掛けてもこんな調子でテキトーな返事ばかりだ。暇になった俺は向かいに座って、勉強している古市の顔を見つめていた。いつもはそんなにじっくり見ていないから分からないが伏し目がちになっている睫毛は長いし、少し顔を揺らせば揺れる髪はさらさらだし、シャーペンを握る指は細いし…見てるとムラムラする。

「古市。」

「…何?」

返事しか返ってこない。

「古市。」

「…何?」

また返事だけ。

「古市。」

「…何?」

三度呼んでやっとこっちを見る。古市の顎を掴んで上を向かせる。俺は体を乗り出し顔を近づける。そしてそのままキスをした。

「…!」

軽く触れるだけのキス。それでも満足したので元の位置に座り直す。

「何すんだ、馬鹿男鹿!」

「何ってキス。」

「それくらい分かるわ!何で今したのかってこと!」

「したかったから。」

「だから!…あぁもう!」

古市はそういってから立ち上がり、俺の横に座った。そしてそのまま俺の肩に頭を預けた。

「お前のせいでやる気なくなった。」

そして漫画を取り出し読みはじめた。









これが俺らの日常





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テスト期間中なのは私です(^p^)←
テスト勉飽きたからおがふる考えた。

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