短編 | ナノ

百年先の愛

「百年先の愛の愛なんていらないから、今の愛が欲しい。」

「何言ってんだ古市。」

突然アホなことを言い出した古市に俺はクエスチョンマークを出した。

「いや、この歌の歌詞にあったから。」

「意味分かんねぇぞ。」

「だから百年先の愛なんて誓われるより、俺は今の愛を誓ってほしいわけ。」

訳の分からないことを言う古市を放って、俺はベッドに寝転んだ。

「だって、百年先の愛を誓っても今愛してもらえなきゃ、結局寂しいじゃん。」

特に返事を必要としない話をし出したので、返事はしない。

「百年先だったら俺もう死んでるかもしんないじゃん。」

「だからさ、百年先の愛なんていらないから」


「 」


聞き取れないほどの声で言うと俺に抱き着いてきた。

構ってほしいなら最初から言えばいいものを。





百年先の愛なんていらない
(だから今愛してください)




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初男鹿古!!!

某アイドルグループの曲を聞いてたら思いつきました。場所はどっちかの家です。というか意味がわかりませんねはい。←


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