短編 | ナノ

聖石矢魔女子生徒Aの日記

○月×日(晴れ)

最近、毎朝乗る電車に石矢魔の生徒が乗ってくるようになった。

石矢魔と言ったら、不良率120%のあの石矢魔だ。怖いったらない。

一人は銀髪の優男みたいな感じで不良なのかと疑問に思うが、石矢魔ということは不良なのだろう。もう一人はいかにも不良です。と言った感じの目つきの悪さで頭は茶色がかったぼさぼさの髪。しかも緑色の髪をした真っ裸の赤ん坊を背負っている。

今まで電車の時間はその日の予習や勉強の時間としていたが、この二人が乗ってくるようになってからいつ暴れだすか気になってしょうがない。

今日はそんな二人の電車での様子を日記に書いてみようと思う。





今日もいつも通り、二人は一緒に電車に乗ってきた。いつもは二人で立っているか座っているかだったが、今日は運悪く一席しか開いていないようでどちらが座るか言い合っているようだった。少し言い合って銀髪の方が座った。どうやら銀髪は腰を痛めていたようで、座り方が少しぎこちなかった。黒髪は銀髪のことを心配そうに見ていた。まるで彼女を労る彼氏のような表情で、あんな表情も出来るのかと思った。

その後、聖石矢魔の最寄駅に着き私は降りなければならなかったので教科書を閉じた。二人は何も入ってなさそうな同じ鞄を持って電車を降りていった。黒髪は意外と顔に似合わず優しそうだと思った。
人は見た目じゃないのだろうかと思った。




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こういう第三者目線のおがふる好きなんですが、私が書くと萌えられない。文才無いからですね!((泣

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