その目が写すのは、



ちょも様との相互記念にこそこそと\( ˆoˆ)/\(ˆoˆ )/
なのに悲ネタ(^o^)<うわぁああ!
BLです。でもバイオレット先輩は女性と付き合ってます。
誰も報われません。ただ見ようによっては将来的には報われそう。
みんなかわいそう だれもわるくない
       以上よろしければこのまま下へ!
















わたしは彼の隣に座る。いつ見てもきれい。
女であるわたしですら羨ましいと思えるほど滑らかで白い肌に映える、病的な色で彩られた目元と唇。
とても、きれいで。

(そう、とても─────)

わたしが隣に座っても、彼はひたすらキャンバスを芸術作品へと導くために手を動かし続ける。そしてできあがるのは、ああ、きっといつものモノ。
あなたがその顔をしてる時はいつも同じモノ。あのころの、あなたにとって大事な、大事な思い出。大事な 。

あなたとわたしは婚約者。
両親が決めた約束。そして、運命。
運命、なんてロマンチックな言葉、私達には合わないでしょうけれど。
もしもあなたが私を見てくれていたらどんなに美しい運命だったのでしょう。
だけどそれはきっと、とても無理なのでしょう。海に零した涙を掬い上げることはできないのと同じように。

「…あれ、  ?」
「なぁに、グレゴリー」
「いたんだ…気づかなかった」

わたしが、あなたの見詰めるあのヒトならすぐに気づいてくれたの?

「ふふ、ひどいわ」
「──ごめんね」
「いいえ。……ねえ、グレゴリー」

わたしはきっと、とても残酷な言葉をかけるのでしょう。
あなたにとっての呪いの言葉を。
あなたにとって、枷にしかならないこの言葉を。

「────あいしているわ」
「…………、


ボク、も、だよ、   。」

あなたが言ったその名前は、本当にわたしだったのかしら。それとも、あなたがその瞳に写すヒト?


あなたが逃げても、わたしは追わないわ。
レディだもの、なんて、言い訳には使えるのかしらね。
わたしはレディよ、だから追えないの。靴が脱げても拾って追ってくれる王子様なんて現れない。
でも、あなたの。あなたの見詰めるあのヒトなら、あなたを追えるわよね?

ねえ、だから、もういっそのこと、その瞳をわたしに向けないで。

「ごめんなさい」

ちいさいちいさい囁き。
嗚呼、わたしがあのヒトなら、あなたはこの言葉も拾ってくれたのでしょう?


あなたが私を見てくれることはないのです。
  嗚呼、嗚呼、わたしをみないで、

 わたしをみてないその目で、わたしをみないでください
    ()

2016-11-01

ごめんね名無しのプリンセス(´;ω;`)
ごめんねバイオレット先輩とその彼氏(´;ω;`)

でももしも王子がバイオレット先輩さらいに来たらこのプリンセスは多分泣きながら笑顔で幸せを祈ってくれますし、そんな彼女に手を指し伸ばして支えてあげて、最終的には幸せな結婚までいく王子様が現れると思うんです∩( ´;ヮ;` )∩みんなはっぴー

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