赤の腹筋を触り隊─────---- - - - -
若干ホモ要素有り\(^o^)/
言葉の選び方がアレだけど無自覚な男主とピュア変態わんこな音也←←
場所的にはマスターコースの廊下のとこ?
たまたま休みが音也と被ったので、何となく一緒にぐだぐだしている。
『なぁ』
「なに?」
筋肉フェチの俺は、己の身体にまったく筋肉がつかないのが悩みだ。ううむ、触りたいのに。
小耳にはさんだ噂によれば、音也は最近身体を鍛えてるらしい。なので腹筋が割れてるのではないかとワクワクしている俺。
とりあえず、割れた腹筋に触らせてもらいたいので──
『脱げ』
「は?」
おっと、発音が悪かったか?
『だから、シャツ脱げ』
「なんで!?」
男同士なんだから、恥ずかしがらなくても良いだろう。減るもんでもないし。
『脱がないなら脱がすまでだ』
「え、ちょ、彩輝!?」
ぐわし、と音也のシャツの裾を掴み、『ばんざいして』というと、素直にばんざいする。
「彩輝、どうしたのいきなり!」
いきなりじゃねぇし。いったじゃん、脱げって。
『んー……』
ペタペタと触り、硬さを確認する。あ、硬い。
「彩輝!?」
『あー……』
触るのをやめ、じっと見つめてみる。なんだチクショウ、イケメンで歌が上手くて踊りも上手くてって羨ましいくらいハイスペックじゃねぇか。
「あ、あの、もうそろそろ……」
おずおずとシャツを掴む音也に、そういえばひっぺがしちゃった、と気がついた(気付くの遅いとか言わないで、わかってるから)。
『ごめん、着ていいよ。好きだから見たかったんだ』
腹筋が好きなんだよなぁ。
「えっ!?」
あれ、なんで赤くなるんだ?
『筋肉が好きでさ。鍛えてんだけど、体質なのか分からんが、腹筋が割れないんだよ』
「あ、そっちね……まぁ彩輝に限ってありえないとは思ってたけど……」
『?』
とりあえず俺は大満足だ。
「なにあの生殺し。襲いたいっ」
「寿さん、公共の場で襲わないでください」
「え、個室ならいいの!?」
「(´・ω・`)イヤ、ソウジャナクテ」